制作過程 続き

ずいぶん前に書き出して途切れてしまっていた制作過程、いまさらですが続き書きます。

(前の記事は2012年2月7日のものを参考にしてください(^_^;) )

 

 

 

薄い銅版を切り、加工して、枯葉そっくりに作ります。

色を付けたいときは表面に色ガラスの粉を塗ったりします。

(上の写真にはひっそりと本物も交じってます 笑)

 

 

 

耐火石膏で作った型に、ガラスの大きめの塊を詰めていきます。

溶けた時のガラスの動きを想像しながら、色ガラスと透明のガラスを詰め、その間に銅で作った枯葉を入れていきます。

 

 

 

 

電気炉に入れて、最高温度860度まで温度を上げ焼成。

最高温度の時は炉の中は真っ赤っか!!(◎o◎)

ガラスはちょっと硬い水飴状です。

 

 

 

 

 

1日~2日かけてゆっくりと温度を冷まします(急激に冷ますと割れてしまいます)。

冷めたら窯から取り出し、型を壊します。

型は焼くともろくなっていますので、一回一回壊します。

 

型から出てきたガラスの表面はざらざらしています。

(写真は違う作品のものですが)

 

これを時間をかけて磨いていきます。

紙やすりや、金剛砂、リューターのダイヤモンドつきパッドなどで磨きます。

 

 

 

 

げっそりするまでぴっかぴかに磨き上げたら、完成です!!

 

銅の葉っぱはガラスと反応して赤くなっています。

輪郭には青い色が染みだしています。

この2色の色が何とも綺麗です。

 

 

以上、「終わりと、始まり-花器ー」 の制作過程でした。